9주차 おにぎりとおむすび

 

 

 

 

 

Clip1

ご飯をギュツっと握って海苔を巻いた食べ物には、

ご存知のように「おにぎり」と「おむすび」という

2つの呼び方があります。

밥을 꽉 쥐어 김을 만 음식에는 아시다시피 "오니기리(주먹밥)"와

"오무스비(주먹밥)"라는 2개의 호칭이 있습니다.

ご飯   ごはん

握って  にぎって

海苔   のり

巻いた  まいた

食べ物   たべもの

呼び方   よびかた

ご存知の  ごぞんじの

 

日本人の食生活にはなくてはならない食べ物の一つです。

同じ食べ物を表す言葉ですが、その由来は異なり、

「おにぎり」は動作が起源になっていますし、

「おむすび」は神様の名前が起源になっています。

일본인의 식생활에 없어서는 안되는 음식의 하나입니다.

같은 음식을 나타내는 말이지만 유래가 다른데"오니기리(주먹밥)"는 동작이

기원이고 "오무스비(주먹밥)"는 신의 이름에서 기원하고 있습니다.

 

日本人    にほんじん

食生活    しょうくせいかつ

食べ物    たべもの

一つ     ひとつ

同じ     おなじ

表す     あらわす

言葉     ことば

由来     ゆらい

異なり    ことなり

動作     どうさ

起源     きげん

神様     かみさま

名前     なまえ

起源     きげん

 

日本人と「おにぎり」「おむすび」の歴史は古く、

石川県からは炭の米粒のかたまりが見つかっています。

これは弥生時代に蒸して固めたもち米で、

日本最古の「おにぎり」「おむすび」だろうとされています。

일본인과 "오니기리" "오무스비"의 역사는 오래 되었는데

이시가와현에서 쌀알의 숯 덩어리가 발견되었습니다.

이것은 야요이시대에 쪄서 뭉친 찹쌀로

일본에서 가장 오래된"오니기리"와 "오무스비"일 거라고 추저오디고 있습니다.

 

歴史    れきし

古く    ふるく

石川県   いしかわけん

炭     すみ

米粒    こめつぶ

見つ    みつ

弥生    やよい

時代    じだい

蒸して   むして

固めた   かためた

もち米   もちこめ

最古    さいこ

 

 

 

 

Clip 2

奈良時代の文献『常陸国風土記』には、

「握飯(にぎりいい)」という語句が登場。

その名の通り、ご飯を握る動作に由来していて、

これが 「おにぎり」に転じました。

나라시대의 문헌인 "히타치노쿠니후도키에는

”握飯(にぎりいい)"라는 어구가 등장합니다.

그 이름대로 밥을 쥐는 동작에서 유래되었으며

이것이 "오니기리"로 바뀌었습니다.

奈良時代     ならじだい

文献       ぶんけん

常陸国風土記   にたち(の)くにふどき

握飯(握り飯)  にぎりいい(にぎりめし)

語句       ごく

登場       とうじょう

名        な

通り       とおり

ご飯       ごはん

握る       にぎる

動作       どうさ

由来       ゆらい

転じました    てんじました

 

「おむすび」の語源となったのは『古事記』に登場する

「産巣日神(むすびのかみ)」という神様。

この神様が宿った米粒を食べれば穣にめぐまれるとされ、

やがて握ったご飯を「おむすび」と呼ぶようになりました。

"오무스비"의 어원이 된 것은 "고지키"에 등장하는

"무스비노카미"라는 신입니다.

이 신이 머문 쌀알을 먹으면 오곡풍양(오곡이 풍년이 들어 잘 여묾)의 혜택을 받았다고 해서

뭉친 밥을 그대로 "오무스비"라고 부르게 되었습니다.

語源     ごげん

古事記    こじき

登場     とうじょう

宿った    やどった

米粒     こめつぶ

食べれば   たべれば

穣        ごこくほうじょう

握った     にった

ご飯      おはん

呼ぶように   よぶように

 

また、「おむすび」は「おにぎり」の女性言葉として

宮中の女性などに使われていたようです。

또한 "오무스비"는 "오니기리"의 여성어로서

궁중 여성 등이 사용하였던 것 같습니다.

女性     じょせい

言葉     ことば

宮中     きゅうちゅう

使われて   つかわれて

 

 

 

 

 

 

Clip 3

 

ご飯を握った食べ物は、平安時代に貴族の下働きをする者へ

出す食事や族人のお弁当などとして用いられるようになりました。

江戸中期には、一般に普及し始めた海苔を巻くようになって

「にぎりめし」という呼び方が定着していったのです。

밥을 뭉친 음식은 헤이안시대에 귀족의 허드렛일을 하는 사람에게

내주는 식사나 떠돌이의 도시락 등으로서 이용하게 되었습니다.

에도 중기에는, 일반에게 보급되기 시작한 김을 말게 되어

"니기리메시"라는 호칭이 정착하게 되었습니다.

ご飯    ごはん

握った   にぎった

平安時代  へいあんじだい

貴族    きぞく

下働き   したばたらき

者     もの

出す    だす

食事    しょくじ

旅人    たびにん

お弁当   おべんとう

用い    まちい

中期    ちゅうき

一般    いっぱん

普及    ふきゅう

始めた   はじめた

海苔    のり

巻くように むくように 

呼び方   よびかた

定着    ていちゃく

 

現在、全国的には「おにぎり」という呼び方が主流になっており、

「おむすび」は 関東~東海道、北陸、中国地方なとで

使われることが多いようです。

현재 전국적으로는 "오니기리"라는 호칭이 주류가 되었으며

"오무스비"는 간토에서 도카이도, 호쿠리쿠, 츄고쿠 지방 등에서

사용되는 일이 많은 듯 합니다.

現在    げんざい

全国的   ぜんこくてき

呼び方   よびかた

主流    しゅりゅう

関東    かんとう

東海道   とうかいどう

北陸    ほくりく

中国    ちゅうごく

地方    ちほう

使われる  つかわれる

多い    おおい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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